お世話になります。7月も終わり、前期技能検定を受験されている方につきましては、
既に試験が終わっている方 これからラストスパート という方 が居られるかと思います。
もう1,2ヵ月もすれば 後期技能検定の案内が来るかというところで、
今回は その中の 技能検定 特級に関わる話題です。
座談会メンバー
【きり彦】
当ブログの管理人にして 特級技能士。
特級技能検定での得意科目は 原価管理。
お財布の管理は出来ない。
【アリさん】
今回のゲストにして特級技能士。
得意科目は 作業指導。
とてもそうには見えない。
アリさん:取り扱うの早ない?
きり彦:読者の方から質問が来ていますのでお答えできればと思っております。
テーマ:特級技能検定、どのように勉強する?
きり彦:以前、試験の4ヵ月前 10月からの動きはご紹介したことがあるんですが、6ヵ月前くらいからの動きを知りたいとのことです。
アリさん:答えづらい問題やな。技能検定って 人によって練習や勉強のしかたが違うやろうし。
座談会メンバーの勉強のしかた
きり彦の勉強のしかた については以前記事にしていますので そちらを参考にしていただければと思います。
概ね4ヵ月前からの学習になります。
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【技能検定】特級技能検定の 勉強方法や 勉強時間とかそんな話
お世話になります。 前回は技能検定 特級 機械加工の内容について触れましたが、 同僚の方などから「どんな感じで勉強したの?」という質問がありましたので この場でもお伝えしようかと。 各単元ごとの詳しい ...
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以前の記事の要約
・過去問を1年分やり、どのような問題が出るか 何を覚えないといけないかを確認。
・参考書を周回。用語やその意味を覚える。
・12月くらいから数年分の過去問を解き、得意 不得意の整理。
・1月は出題の傾向などを確認。
アリさん:過去問については ワシも後回しにしたんやが、やっぱりその方がええんかね?
きり彦:過去問連打で合格した人もいるようですし 一概には言えませんね。
過去問連打
技能検定の学科などではお決まりの手法。
学科試験ではその問題の6割程度が 過去問からの流用 という噂があるので、
5年分程度の過去問を反復し 問題と答えを覚えてしまう という作戦。
アリさん:でも 過去問連打で行くんなら 1ヵ月前からでもいい気がするんよね。
きり彦:勉強時間が取れない人や 運ゲーに持ち込みたい人がやっているイメージです。(あくまでイメージ)
アリさん:それか逆に「教科書なんて見るまでもねぇ」っていう そもそもある程度の知識がある人やな。
学科試験の場合
過去問の反復でも 十分なイメージがあります。
1級までと比べて 文章や数字を微妙に変えてくる問題が多い感覚がありますので 注意しましょう。
パッと見 同じ問題でも 解答の正誤が違わないかを確認して、
違った場合は 正誤を分ける キーワードがなにかを知っておくと吉。
実技
用語を覚えていれば解けるような 虫食いの問題と、ケーススタディっぽい問題に分かれている感じ。
用語を覚える系の問題であれば 反復でも十分。(問題→答え の暗記が効く)
ケーススタディ系は 丸暗記で覚えると 問題の見た目が変わったときに苦しい。(問題→考え方→答え→なぜそうなるか)
自分の覚え方の 傾向を掴む
アリさん曰く、自分がどの様な覚え方をしているのか というのが割と重要とのこと。
過去問の内容や教科書の内容を 文章として覚える人と なぜそうなるのかイメージを持って覚える人などが いるそうです。
アリさん:製品単位当たりの『固定費』は 操業や売り上げによって『変動』する。○か✖か?
きり彦:〇だと思います。
アリさん:『固定』費なのに なんで『変動』するんや?
きり彦:操業度に関わらず一定の額を 製品単位で分け合うから、でしょうか。
上記の様に 〇✖的に覚えてしまう人と、理由とセットで覚える人で分かれがちで、
過去問を 問題→答え のセットで覚えていると 問題文や数字が少し変わると 対応できない人が多くなるそうです。(経験則)
特に 原価管理や教育指導について、「学科の問題は解けるけど実技はさっぱり」という方は 前者の傾向が多いとのこと。
結局、過去問か参考書か?
あくまで私たちの考えにはなりますが、
先生がいて 1から教えてくれるならともかく、1人で勉強するなら参考書とかで一通り覚えるのが吉。(時間がある場合)
ただしどんな問題が出るか分からないと 勉強のしようもないので 勉強前に1回は過去問を見ることがお勧めです。
過去問を複数年分持っている方は、初見の問題にチャレンジできる機会は それぞれ1回きりなので タイミングを考えましょう。
過去問を1度やって 答えを知ってしまうと、身に付いたから解けるようになったのか 昔やった記憶が残っていたから解けたのかの判断が難しいです。
10月までに何をする?
きり彦:結局10月までには何をしましょうか?
アリさん:冒頭でも言ったが 人によって変わるんじゃない?苦手意識を治す時間にしてみるとかかなぁ・・。
きり彦:試験範囲の開示も まだまだ先ですしね。
アリさん:いきなり試験範囲が変わったら 一部の人には地獄やろうな。
聞き覚えの無い単語を減らしていく
アリさん:ワシも何人かに特級を教えたことがあるが 知らない言葉への嫌悪感を持つ人が多い様に感じる。
きり彦:もう そこで頭がストップしちゃうんですよね。
アリさん:そうそう、だから参考書とかで 理解まではいかんでも 「こんなんあったなあ」くらいの感じで用語を覚えるのがいいんじゃなかろうか。
きり彦:後で「あぁ、これ こういう事だったのか」ていうパターンも増えますしね。
自職場の生産管理に置き換えてみる
きり彦:苦手意識を克服と言えば、身近なところだと 自分の職場の生産管理について触れてみるのもお勧めです。
アリさん:まぁ 特級って『生産管理の初級編』みたいな内容やしな。
きり彦:勉強をしている内容を使って 『職場の利益はどうか』『編成効率はどうか』『どのように改善すべきか』などを考えてみましょう。
アリさん:【使う形で学習する】ってやつやな。せっかくやし他の記事の宣伝したるわ。
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【与太話】結局 アウトプットの形式に合わせて勉強方法を変えるのが一番じゃね?って話
お世話になります。 プライベートや TwitterのDMで、 「普段どんな感じで 勉強しとるんですか?」 と、聞かれる事が たまにありますので、今回はそんな感じの記事になります。 と言いつつも 別に対 ...
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アリさん:会社によって方言みたいに 用語の呼び方や 細かい使い方が違ったりするけ、そこは注意やな。
きり彦:そこで ごっちゃになったり、逆にそれで覚えやすくなったりもしますよね。
きり彦:自職場で 生産管理が全然されてない場合ってあるんでしょうか?
アリさん:全くやってない ってところは無いとは思うが、逆に使ってみるチャンスとも取れるな。周りの理解がどうかは知らんが。
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と言いますことで 今回は以上になります。
少しでも参考になれば幸いです。
お読みいただきありがとうございました!