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【最優先は安全?】SQCDMの優先順位について①

お世話になります。きり彦です。

前回は生産活動におけるSQCDM、安全:品質:コスト:納期:モラル、についてお話ししました。

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どれをとっても大変重要な活動にはなるのですが、実際はなかなか、すべてを十分にとはいきませんよね。

そのため企業の経営方針・理念などによって変化はしますが、どうしても優先順位が付いてしまうのが現実です。

日本では以下の通り1位を安全、2位を品質、とする企業が多いかと思います。

今回はなぜ安全が最重要視されるのかを見ていきましょう。

よろしくお願いします。

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今回の内容

・安全第一と言われるようになった経緯をザックリと

・労働災害が起きたらどうなるか

・災害によって企業が失うもの

安全第一と言われるようになった経緯

1900年代初頭、当時のアメリカでは【安全第一・品質第二・生産第三】と言われていました。

日本については品質・コスト・納期の【QCD】いわゆる【生産管理の3要素】に重点が置かれあまり安全には重きを置いていませんでした。

生産管理の3要素

ではなぜ最近ではよく聞く安全第一が謳われるようになったのでしょうか?

ものすごくザックリ説明します。

・1900年代初頭、アメリカのU.S.スチールでは労働災害が多発

・U.S.スチール社長のゲーリー氏が労働者の置かれる状況に心を痛める

・経営方針として安全を優先したところ生産性も品質も向上したwow!!

・(考え方が日本に輸入される)

以上、ザックリとした経緯でした。本当にザックリでしたね!

最近では生産性や品質が向上することがよく聞くように感じることもありますが元々は一部の方の良心によるものだったんですね。

誰でも怪我はしたくありませんし、同僚が怪我をするのも見たくありません。

以下、労働災害が起こることでの影響について話しますが、結局のところ【安全第一】の根底は【命を大事にする】から揺らいではいけないのだと思います。

 

労働災害が起きたらどうなるのか

安全作業を心がけていてもどうしても災害が起こってしまう場合がある、というのが現実です。

それでは労働災害が起きたらどのような動きをしなければならないか、すべてではないですが挙げていきます。

・緊急処置

・被災者の救急処置

・二次災害の防止

・現場の保存

他にも事後処理として所轄労働基準監督署に報告などの事務作業・細かいことを言えばもっとありますが、とりあえず現場で行うことといえばこんなところでしょうか。

こんなところでしょうか、と言いつつ実際はかなりたくさんのことを行わなければならず、「指を少し切ってしまった」ならともかく(※)、

身体の欠損を伴う場合や死亡災害が起こると生産どころではなくなります。

※ポイント

「指を少し切ってしまった」ならともかく、とは書きましたが少しの切り傷・1つの小さな落下物などを見逃さず

そうなるに至った背景を考え活動するのが安全活動の本質に近いのではと思います。

災害によって企業が失うもの

災害による企業への影響について考えていきます。

もちろん第一に労働者の健康や命が挙げられますが、それ以外にもたくさんのことに影響を及ぼすします。

法令やコンプライアンス的な影響

先ほども記述しましたが災害が発生した場合、所轄労働基準監督署に報告や程度によっては社外の方への説明が要求されます。

このような事後の事務処理や説明などでも時間と費用が掛かります。

災害時の説明責任

それだけでなく世間からの企業に対する印象も悪くなり、特に製品やサービスの安全が保たれていないものは誰も好き好んで買ってくれません。

企業に対する印象については長く続く影響になりますのでしっかりとした説明・再発防止などを行う必要があります。

生産停止・復帰にコストがかかる

災害が時に従業員だけならず、設備や建屋の故障を伴う場合があります。火災などが例として挙げられます。

もちろん生産は止まりますし、設備や建屋の復元には莫大な時間とコストがかかります。

さらに製品在庫や仕掛品などの破損など物量的なロスも考えられます。

火災などの影響

このように災害が企業に与える影響は大きく、安全が守られていないということは大きなロスの原因になります。

おわりに

お疲れさまでした。

今回は安全第一と呼ばれるようになった経緯と災害が与える影響について話をしました。

安全が守られていない場合のデメリットについての内容ばかりになってしまいましたが今後安全活動のメリットについての記事も投稿予定です。

また災害発生時の処置についても触れましたが、災害の型や被災者の容体によって順番が前後したり救助のポイントが違ったりしますので対応については日ごろから考えておきたいですね。

(一刻も早く救助するのか、被災者が増えないように先に設備などの処置をするのか、など)

 

今回は以上になります。

お読みいただきありがとうございました!

明日も「ご安全に!」

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