お世話になります。
前回、品質とは何か？というテーマでお話をしましたが、
今回は品質の種類について 雑記めいた話をしたいと思います。
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【チラシ裏品質会議】品質について考える会【そもそも品質とは何だ？って話】
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なお本来 品質の種類（または分類）と言うと「生産者側からみた 設計品質や製造品質」ですとか「お客様側からみた一元的品質」みたいな話になるのですが、
今回はそういった内容ではなく、かなりラフな話になりますので ご容赦くださいませ。
それではよろしくお願いします。
今回の内容
・我々は炭酸飲料に何を求めるのか
・品質とは品物に対してだけの言葉ではない
我々は炭酸飲料に何を求めるのか
我ながらしょうもないタイトルだとは思いますが 割と話が考えやすかったので今回はこのようなタイトルになりました。
前回の品質の話で 「品質とはお客様の要望」であり 更に その「評価の基準」は人によって様々である、そのような話をしました。
今回は 皆様ご存知 炭酸飲料のコーラを例に 様々な視点で 要望や評価の基準を見ていきましょう。
品物を求める：「とりあえずコレでええやろ」
特に理由はなくとも コーラが好きであったり、「子どもがコーラを好きと言っていたから 買ってやれば機嫌がよくなるやろ」のように、
コーラであること自体が大事 という方が居られると思いますが、この場合は「コーラという品物」自体を求めているのかな と思います。
ブランドを買っているとも言えそうですね。
感覚や体験：「美味しい！」
「のど越しがたまらない！」「単純に好きな味！」
実際に飲んでみて 飲んでいるときの感覚が良いですとか、美味しかったという体験からまた買いたいという人。
体験については 何か違う気もしますが一旦これで。
信頼を求める：「やっぱコレだね」
「生まれた時から変わらない味、信頼できる」「製造工程が管理されて安心できる」のように、
信頼や安心を求める人も居るのでは？
最近では変化についていけないと…とよく言われる時代ですが 「変わらない信頼・安心感」も大事にしたいですね。
結果を求める：「ほう 炭酸抜きコーラですか…」「オイ オイ オ…
某格闘技の漫画の影響で 炭酸を抜いたコーラは エネルギー効率が良いとされています。
このようにコーラである事より 「飲んだ後に起こる結果」が欲しいというタイプの人も・・・。
※最近では炭酸がある方が吸収効率が良いと 異議があるそうですね。
ロマンを求める：「私は今 ストーンマウンテンに立っている(泣)」
「あぁ・・・ストーンマウンテンから望む アトランタの街並みを感じる・・・。」
「造り手の間で 脈々と受け継がれてきた 商品に対する情熱と息吹を感じる・・・。」
このように商品にある バックボーンや物語を求める人も、もしかしたら居るかもしれません。
最近は「物語を売る・買う」みたいなのも増えてきましたね。（賛否あるでしょうけども）
品質とは品物に対してだけの言葉ではない
上記の内容の通り 炭酸飲料ひとつにしても お客様は色々な目線で 見ておられるのではないかと思います。
「品質とはお客様の要望である」 とすれば 信頼や結果、物語を 求める人もおられますので 品質は品物に対してのみではなく、
「品質とサービス」延いては製造から販売まで 関わる人全てに対する言葉であると言えます。
これが結構難しい所で 当然ながら全ての人の要望を満足させられる商品を作るのは容易ではありません。
今回の炭酸飲料の話にしても
「糖分が多いからジュースはちょっと…」という方もいれば
「あ”ぁ”～”、糖分キメる感覚がたまらないんじゃ～」と真逆の意見を持つ人もおられます。
これだと ある人から見ると品質が良い、またある人から見ると品質が悪い という見方もできて
品質をお客様の要望とすると矛盾が生まれそうですよね。（実際はターゲットとなるお客様を決めると思うので矛盾はないかもしれませんが）
個人的には「商品やサービスを通して お客様に何を約束できるか」という視点も大事だと思っております。
今回は以上になります。
お読みいただきありがとうございました！
余談
冒頭で
品質の種類（または分類）と言うと「生産者側からみた 設計品質や製造品質」ですとか「お客様側からみた一元的品質」・・・のようなことを述べましたが、
今回の話と関連しそうな用語として
「プロダクトアウト」や「マーケットイン」などもありますので、興味があれば調べてみてください。
（いずれ記事にしようとは思っていますが・・・）