お世話になります。
前回16大ロスの記事で触れた 計画停止について、もう少しばかり詳しく書いた記事になります。
今回は内容の特性上、改善のネタとするには難しいところですが、よろしくお願いします。
どちらかと言うと「最近仕事少ねぇなあ・・・」って時に考えること、みたいな内容になります。
↓前回の内容(16大ロス概要)
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【改善提案のネタ帳】生産活動の16大ロスを覚えて活かす
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今回の内容
・計画停止とは
・改善の目付き
計画停止について
計画停止とは
計画停止とは その名の通り 設備を計画的に停止させること です。
多くの場合は 生産量が下がったり お客様からの注文が少ない などの理由で設備の能力が仕事の負荷を上回ったときに発生します。
その他ミーティングや 社内外での教育で 作業者が不在になる場合に 設備を停めておくと決めた場合なども該当します。
とは言っても・・・
昨今(2021年くらい)のコロナウイルス禍においては 関連会社の操業停止や 一部地域のロックダウンなどにより、
部品待ち、または発注停止が起こったりして 生産の予測の付きにくい 状況になっている企業も多いかと思います。
その場合は計画的な停止と言えるのかは 個人的には微妙なところです。
半導体関連の問題も同じ感じですね。
改善の目付き
計画停止は その特性上 ロスとして扱われないことが多いですが 生産量が少なくて停止している場合は 大きなロスになるのかなと思います。
その場合は管理上のロスとして 人の効率化を阻害するロス として扱っても良いかもしれません。
また役職によっては手が出しづらいところにはなるかと思いますが、一応個人的な改善の目付きを記載します。
部品・材料待ちなどのやむを得ない停止
平素より 代替品や依頼先と同業のメーカーに目星をつけておく。仕入れルートの確保など。
また自然災害などで生産が止まってしまう事も考えられるので、関連企業の所在地などを 正しく把握しておくことで、
何か問題が起こった際に スムーズに連携が取れるようにしておきたいところです。
この辺りは 改善 と言うより、生産予測の精度を上げる活動ですね。
仕事が少ない
ある意味一番キツイところですが、需要減により 単純に仕事の量が減ってしまう事も考えられます。
一般社員としては 中々にどうもならないところかもしれません。
そうなると 経営側の方や 営業の方に矛先が向きがちですが こういった時こそ、業務の枠を超えた活動が必要ですね。
受け入れられる仕事の量を増やすために 今まで できなかった 技能・技術の習得や、
企業の力をアピールするための試供品作りなどに手を出してみて いつでも協力できるようにしてみても良いかもしれません。
最近はSNSや web広告など 宣伝できる場所はたくさんあるので、この辺りも提案してみてはいかがでしょうか。
※ちなみに私は 営業や宣伝などは非常に苦手でございます!(泣)
教育・訓練・改善のチャンスと捉える
普段お忙しい皆様にとっては やむを得ない計画停止の時こそ 教育・訓練・改善のチャンスかもしれません。
多能化に向けて 先輩後輩問わず 仕事を習ったり、普段できないようなデータ取りや集計作業をしてみましょう。
管理職の方は 日頃から 手が空いた時には この人にはこれをやってもらう、など計画を立ててあげるのが大事です。
その場合、できれば当事者と一緒に決められるとさらにいいです。
「指示待ちになるな、仕事は自分で考えろ」とかのパターンも否定はしませんが、方針管理上 微妙なところもありますので、
個人がやっていることは把握し 場合によっては舵取りをしてあげてください。
今回は以上になります。
お読みいただきありがとうございました!