お世話になります。
以前の続きになります。
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【与太話】結局 アウトプットの形式に合わせて勉強方法を変えるのが一番じゃね?って話
お世話になります。 プライベートや TwitterのDMで、 「普段どんな感じで 勉強しとるんですか?」 と、聞かれる事が たまにありますので、今回はそんな感じの記事になります。 と言いつつも 別に対 ...
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今回は実際にやってみたり 実物を見られない場合 どう勉強するの?って感じの話です。
よろしくお願いします。
※前回同様、個人的な勉強方法ですので その点留意していただけると助かります。
想像してください・・・(イメージしながら勉強しましょう)
前回はアウトプットに合わせて勉強する、という話でしたね。
はい。実際に活用する場面に合わせて 勉強をしましょう、と言う感じでした。
最初は普段の口調っぽく書いていましたが 何か失礼な気がして、語尾がコロコロ変わりましたね。
読みにくかったかもしれません。散布図の説明もないし・・・。
そういうところですよ?
しゃあないねんな。
因みに 検定の学科などでは 実物が身近になかったり、活用するタイミングがないものもありますよね。
そうかもしれませんね。
直接活用できないものも たくさん覚える必要が出てきます。
使ったことのない設備や 装置の話もありますし。
そういった場合は どうすればいいのでしょうか?
そんな場合は難しいですよね。
アウトプットの形に変換できないものについて 身に着ける、と言うのは実質不可能かもしれません。
勉強したことと 実際の現場では 相違があったりすることも 度々ありますし・・。
えっ?前回あんなに偉そうに言ったのに?! ざーこざーこ!
ああぁ、それ偏袒扼腕ですぅぅ・・・
※怒ったり悔しがったりする様
って言ってもしゃあないねんな・・
じゃけえ、学科とかでは文章で覚える人がたくさん出てくるんやと思います。
そんな時はどうしていますか?
最近は便利なもので、Googleの画像検索やYouTubeとかで 実際に見たことがない物の 画像や映像が見れますからね。
実物に触れるよりは 精度が落ちますけど、イメージはしやすいですよね。
出来るだけ 説明文だけじゃのうて 絵や映像と一緒に覚えるようにしています。
どうしてもアウトプットの形式には変換できませんか?
厳密には出来ないのかも知れませんが、イメージトレーニングと言う形で 近づけることはできるかもしれません。
と、言いますと?
それでは想像してみて下さい・・・
今、目の前には旋盤がありますね?
え?怖・・キモッ・・
想像してみて下さい・・
ワークと刃物を付けた後 、今主軸を回し、自動送りをかけました。
刃物がワークに近づいていき、ワークに刃物が食い込みます。
ワークの食い込んだ部分が 刃物のすくい面を 流れていきます・・・。
流れたワークは 刃物のブレーカーに当たり、流れる向きが変わります。
不可に耐えられなくなった ワークの一部が 破断し、切屑として飛んでいきます。
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みたいな感じで旋盤が目の前になくとも、想像を膨らまし 頭の中で加工を行うのです。
例えば旋盤の検定を受ける時に 手順を覚える時は、図面を見ながら 手順を『文章』で覚えるのではなく、
実際に旋盤を操作しているところ、ワークが削られていく様子を想像しながら、頭の中で『動き』として覚えるとより良いのではないかと。
文章で覚えるよりは『加工する』というアウトプットに近づきますね。
そういうことですね。
他には・・機械加工では 刃物に構成刃先や溶着といった、切削の熱でワークが溶け、刃物にくっ付く現象がありますよね。
あれを文章ではなく イメージで覚えてみましょう。
機械加工の学科でよく出てくるやつですね。
そうです。
今度はさっきと違い もっとイメージって感じで想像しましょう。
今回は包丁と チョコレートで考えてみます。
包丁=刃物、チョコ=ワークってことですね?
はい。
まず包丁を 熱々に熱します。
熱くなった包丁で チョコレートを切ってみましょう。
どうなりますか?
切れはしますが チョコが溶けて刃物にくっ付きますね
多分そうなると思います。
ではその包丁を 冷やしたらどうなるでしょう? チョコが包丁に付いたまま固まりますよね?
個人的には構成刃先のイメージはこれなんです。
じゃあ包丁にチョコが付かないようにするにはどうするか?
包丁とチョコの接触面を冷やせばいいのです。
対策までイメージで考えるんですね。
もっと想像を膨らましていきましょうや。
包丁にチョコが付かない方法は 冷やす以外にもあります。(あくまでイメージの世界では、ですが)
今度は包丁を更に熱します。3000℃くらいにしてみましょうか。
鉄の沸点は2800℃付近なので成り立たないのでは?
その前に1500℃あたりで融点やな。言ってなかったが僕のイメージで使っている包丁はタングステン製です。(融点3400℃くらい)
で、その包丁でチョコを切ると 感覚やが 刃物に当たったチョコは沸騰して、結果刃物には付きません。
※実際は焦げてつくかもしれませんが、あくまでイメージです。
ってなると、構成刃先の対策には冷やす以外にも、意図して温度を過度に上げるのも効果的じゃないかと 想像できるわけです。
実際にそうなんですか?
厳密には 刃先をワークの再結晶温度以上に上げれば 構成刃先は防止できるそうやで。
こんな感じで 自分のイメージしやすい物に変換して 考えるのもいいんじゃないかと思います。
そこから繋がって新しいアイデアが出るかもしれんし。
他にも 一般に 物体は温度が上がると 柔らかくなる、冷やすと硬度が上がる、硬度が高いものは衝撃で割れやすい、
みたいなところも 僕はチョコレートのイメージで覚えてます。
キンキンに冷やした 板チョコを地面に叩きつけると 「ッパーンッッ!!」てなるイメージやな。
なるほど・・でも、イメージするのって結構難しそうですね。
ほうなんよ。
全く知らないことに対しては イメージもクソもないですからね。
じゃけぇ、仕事の教え方でも 序盤の方に「やって見せ、言って聞かせて・・・」っている風になってるんやな。多分。
もう少し言うと イメージを膨らますためには やっぱり ある程度の知識は必要で、幅広い分野を知っておく必要がある。
それが 技能士っちゅう生き物の『基礎』になるんや。(多分)
『イメージトレーニング』じゃなくて『イメージする』ためのトレーニングも必要やな。
家と同じで 自分の基礎も 相手の基礎も 目には見えないところにあるのが厄介で、
基礎がしっかりしているかは 長く寄り添わんと分らん。
だからこそ 気付いたときに基礎が疎かになっていることが無いよう、学ぶことは辞めたらアカン。
って僕の師匠も言っていました。
おわりに
今回はイメージを膨らませて 勉強をしてみる、って感じの話をしました。
特級技能士は 特級妄想師でもある、という事ですね!
ああぁ、それ、失礼至極ですぅ・・・
まぁ あながち間違いではないな、君もそうやって生まれたんやし。
それはどういうことでしょう?
前回は話し言葉にしようと思って 結局語尾が変になってしまったけぇ、
今回は 会話しながらをイメージして 記事を書いてみたってわけやな。
前回よりは 普段喋っている感じに近づいたんじゃなかろうか。
なんか イマジナリーフレ・・・
イメージだと話をやめるのが楽でいいですね。
今回は以上になります。
お読みいただきありがとうございました!