お世話になります。
前回は 特級機械加工技能士試験に出てくる キーワードの 〇原則・〇法則などの数字編を投稿しました。
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【技能検定】特級 機械加工のキーワードみたいなやつ 数字編(〇原則とか)
お世話になります。 特級技能検定では 何かと ○原則や〇法則などの 単語が出てきますが、 今回はその辺りのまとめ記事になります。(細かい説明は割愛します) 簡単な説明と 検定時に注意するポイントなどが ...
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今回は FMCやAGV のようにアルファベットの略語について まとめてみました。
試験によく出題されるものを まとめたつもりですので 特に特級を受験される方は ご覧頂ければと思います。
よろしくお願いします。
今回の内容
・覚え方のポイント
・略語のまとめ
覚え方のポイント
略語+説明文 よりも略語+読み方+説明文で覚える方が 見やすい。
例
FMS
①F ②M ③S = ①フレキシブル ②マニュファクチャリング ③システム
=①複数の製品を柔軟に ②製造できる (②)③生産システム
①は『内容の変更が可能』みたいな文が出た時も当てはまる。
最悪 略語のアルファベットが大体どのような意味で使われる事が多いかを覚えておけば ゴリ押しで解ける場合もあります。
F〇〇=フレキシブルとか ファクトリー
〇L〇=ライフサイクル
〇M〇=マシニングとかマニュファクチャリング
A○○=1文字目だとオート/オートマチックが多い
〇A〇=2文字目だとAided(エイディッド:援助とかそんな意味)が多い。説明文だと『利用して』や『支援』とかで使われやすい。
C○○=1文字目だと大体コンピューター
○○C=セル(cell)
略語のまとめ
工作機械用語
ATC
オートマチック・ツール・チェンジャー
=自動工具交換装置
APC
オートマチック・パレット・チェンジャー
=自動パレット交換装置
AJC
オートマチック・ジョウ・チェンジャー
=自動つめ交換装置
AWC
オートマチック・ワーク・チェンジャー
=自動ワーク交換装置
AAC
オートマチック・アタッチメント・チェンジャー
=自動アタッチメント交換装置
自動生産システム関係・生産支援関係
CAD
①コンピューター・③エイディッド・②デザイン
=①コンピュータによる②設計の③支援
いわゆる『キャド』っていうやつ。最近ではもうお馴染みかと思います。
余談ですが私はまだまだ 手書きで図面を書くこともあります。
メモ
因みにCADの拡張子の種類には
DWF デザイン ウェブ フォーマット
DXF ドローイング エクスチェンジ フォーマット
DWG ドローイング
などがあります。
CAM
①コンピューター②エイディッド③マニュファクチャリング
①コンピュータによる③製造の②支援
CADの図面から 加工で使うプログラムを作成するやつ。プログラム作成がバカ早くなる。
加工を行う前にワークの干渉なども見れて便利です。
使用やバグにより 逆にワークの干渉や削る残しが起こる可能性もあります。
余談ですが私はまだまだ手打ちです。
CAE
①コンピューター②エイディッド③エンジニアリング
①コンピュータにより③製品の設計・開発を②支援する。
種々の物理現象などを コンピュータ上でシミュレーションするやつです。
CAT
①コンピューター②エイディッド③テスティング
①コンピュータを②利用した③(製品の)検査
FMC
①フレキシブル②マニュファクチャリング③セル
①複数の製品を柔軟に②製造できる ③機械・装置の集まり(の最小単位)
メモ
機械=数値制御機械
装置=自動供給装置や着脱装置など
FMS
①フレキシブル②マニュファクチャリング③システム
①複数の製品を柔軟に②製造できる③生産システム
メモ
FMC(機械・装置の集まり)を複数 統合したものを、統括的に制御・管理するシステム。
FA
①ファクトリー②オートメーション
①工場における 生産システムの ②自動化を図るシステム
PLM
①プロダクト②ライフサイクル③マネジメント
①製品の②ライフサイクル③管理
メモ
製品のライフサイクル
製品企画→設計→生産→販売→回収(廃棄)みたいな感じです。
その他
AGV
オートマチック・ガイデッド・ビークル
荷物を積み 指定された場所まで 自動走行する車両。
いわゆる『無人搬送台車』
磁気テープやマーカ場を移動するのが一般的ですが、最近はテープやマーカー無しで プログラム的に動くものもあるのだそう。
BCP 事業継続計画
①ビジネス・②コンティニュイティ・③プラン
=①事業②継続③計画
企業のリスク管理の一つ。
企業が 自然災害・テロなどの緊急事態に遭遇した場合に、事業資産の損害を最小限に留め、
中核となる事業の継続、早期復旧を目的とする。
CAI
コンピューター・ アシステッド(エイディッド)・インストラクション
コンピュータによる教育支援。
IE
①インダストリアル・②エンジニアリング
=①生産②工学
現場の生産性向上のための技術
VE
①バリュー・②エンジニアリング
=①価値②工学
製品の価値を最大にしよう とか言うやつ。価値 / 原価 の数字を大きくすることを大事にする。
原価を下げるという見方だけでなく 製品そのものの価値を向上させる目付きも必要。
あと 機能を見直し、無駄な機能を省いたりとか。
まだまだあります
略語としては
工程管理の分野でMRP(資材所要量計画)、
品質管理の分野でUCL(上方管理限界)やCPK、
設備管理の分野でTPM(トータルプロダクティブマネジメント)やCBM(状態基準保全)、
など、まだまだたくさんあります。。。
上記のものが比較的に学科で出題されやすいイメージです。
最近の情勢からすると、そのうちioTやDXとかも出てくるかもしれませんね。
今回は以上になります。
お読みいただきありがとうございました!