お世話になります。
特級技能検定では 何かと ○原則や〇法則などの 単語が出てきますが、
今回はその辺りのまとめ記事になります。(細かい説明は割愛します)
簡単な説明と 検定時に注意するポイントなどがあれば記載します。
よろしくお願いします。
学科のまとめはこちら
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出題されやすいもの
品質マネジメントの7原則
1:顧客重視
2:リーダーシップ
3:人々の積極的参加
4:プロセスアプローチ
5:改善
6:客観的事実に基づく意思決定
7:関係性管理
メモ
学科では殆ど毎年のように出題されている感じです。
『〇客観的事実』が『✖客観的推測』になっていたり、『〇関係性管理』が『✖相関性管理』になっていたりします。
因みに昔は8原則とも言われてました。(紛らわしくなるので省略)
合理化の基本原則(3S)
1:単純化 Simplification
工程や作業・動作の種類を減らし作業を簡略化すること
2:標準化 Standardization
手順などを統一し標準的にすること
3:専門化 Specialization
品種を限定したり 専用治具を用意したりなど
改善の4原則(ECRSの原則)
1 E:排除 やめられないか
2 C:結合 一緒にならないか
3 R:交換 順序を変えられないか
4 S:簡素化 簡単にならないか
メモ
学科で出やすい。
誤った選択肢として はやくならないか などが挙げられる。
フィッシャーの3原則
1:反復の原則 繰り返し
2:無作為化の原則 ランダム
3:局所管理の原則 バックグラウンドの統一
メモ
実験計画法の考え方
無作為化と局所管理の意味が混ざりやすいので注意。
(少々説明が長くなるので今後記事にできればと思います)
典型7公害
1:大気汚染
2:水質汚濁
3:土壌汚染
4:騒音
5:振動
6:地盤沈下
7:悪臭
メモ
これもよく出題されます。
7公害は さらに環境基本法関係法令で定められているもの いないもので分かれます。
環境基準が定められているものは、
大気汚(お)染 水質汚(お)濁 土壌汚(お)染 騒音(お) の4つです。
読み方の中に『お』が入るのがポイントでしょうか。
水質『〇汚濁』を『✖汚染』に変えた問題も作れそうですね。
教育訓練の三本柱
1:OJT オン・ザ・ジョブ・トレーニング
2:OFFJT オフ・ザ・ジョブ・トレーニング
3:SD セルフデベロップメント(自己啓発)
教え方の4段階
TWI-JT(仕事の教え方)の4段階です。段階ごとにさらに細目に分かれます。
STEP1 : 習う準備をさせる
細目:・気楽にさせる
・作業について何を知っているか確かめる
・作業に興味を持たせる
・正しい位置につかせる
STEP2 : 作業を説明する
細目:・言って聞かせ、やって見せ、描いて見せる
・急所を一つずつ述べる
・はっきり、抜かりなく、根気よく
・理解する能力以上に強いない
STEP3 : やらせてみる
細目:・やらせてみて 間違いを正す
・やらせながら 主なステップを言わせる
・やらせながら 急所を言わせる
・やらせながら 急所の理由を言わせる
STEP4 : 教えたあとを見る
細目:・仕事につかせる
・分らぬときにどこの誰に聞けばいいか決めておく
・たびたび調べる
・質問するように仕向ける
・だんだん指導を減らす
メモ
各ステップと細目がごっちゃに ならないように注意
実際にSTEP通りに教えているところをイメージしながら覚えましょう。
出来れば覚えておきたいもの
アイデア発想の4法則
1:近接の法則
2:類似の法則
3:対極(反対)の法則
4:因果の法則
ISO14001の要求事項
ISO14001(環境のやつです)。品質マネジメントの7原則と混ざらないように注意
1:組織の状況
2:リーダーシップ
3:計画
4:支援
5:運用
6:パフォーマンス評価
7:改善
環境パフォーマンス指標
(過去数年、あまり出題されてない感じです)
1:原材料またはエネルギー使用量
2:二酸化炭素などの排出量
3:製品1個当たりの廃棄物発生量
4:環境事故の件数
5W1H
情報の整理・分類・集約の話。
1:When いつ
2:Where どこで
3:Who 誰が
4:What 何を
5:Why なぜ
1:How どうやって
TWI-JT 第2段階の6つの自問
1:Why なぜ
2:What 何を
3:Where どこで
4:When いつ
5:Who 誰が
6:How どうやって
5ゲン主義
1:現場 2:現物 3:現実
4:原理 5:原則
4M条件(生産活動の4M)
・人 man
・機械 machine
・材料 material
・方法 method
メモ
4Mから 方法を抜いて3Mと言われる事もあれば、
4Mに計測 measurementを加えて5Mと言われる事もある。
紛らわしい・・・
この辺りは知っている前提で 問題が作られている感じがします。
3ム・3M
ムダ・ムラ・ムリの3つの事 『ダラリ』とも呼ばれる事も。
検定ではあまり出題されているイメージはないです。
作業手順作成の時系列
順番が問われやすいです。
1:分解
2:分析
3:分類・整理
4:並び替え
5:成文化
今回は以上になります。
今後それぞれについて もう少し詳しく取り扱得ればと思います。
お読みいただきありがとうございました!