技能士の雑記 機械保全

【技能検定】機械保全 機械系保全の感想とかそんな話

お世話になります。

今回は技能検定 機械保全 機械系保全作業の ザックリした内容や勉強時のポイントなどについてお話しします。

かなり感想文っぽい内容にはなりますが 受験を迷っている方の参考程度になればと思います。

よろしくお願いします。

今回の内容

・試験の内容や難易度

・練習(勉強)のポイント

H27の内容を基にしています。

試験の内容や難易度

機械系保全では実技試験(と言ってもペーパーテスト)と学科試験があります

学科試験は 他の技能検定と同じ感じですが、実技は旋盤やフライスなどのゴリゴリの実技ではなく、

写真を見て機械部品の名称や 損傷の状態などを判断する 学科に近い形式です。

そのため家に居ても実技の練習 と言うか勉強ができるので そういった面では受験しやすいかなと思います。

難易度としては過去問の反復や ポイントを絞ったりすれば 比較的優しめかな、という印象でした。

ただし他の実技と違い 覚える範囲は広いので 「100%、 どんな問題でもかかってこい」という状態を目指すならかなり難易度高めかと思います。

暗記が得意な方とそうでない方で 難易度に対する感想は差が出そうな感じでした。

練習のポイント

詳しくは公式のHPを見ていただくのがお勧めですが 掻い摘んで紹介します。

潤滑剤について

潤滑剤(油やグリス)の種類や用途、劣化の具合の判断

潤滑剤の硬さに応じて それぞれどのような場面で使い分けるか

などが出題されます。

高速回転や低荷重のもの→低粘度の潤滑剤

低速回転や重荷重のもの→高粘度の潤滑剤

と言う風に文章で覚えてもいいですが、

トルクの低い回転物をドロドロの油の中に入れると動き悪くなるよね、みたいにイメージで覚えてみるのもいいかもしれません。

また、稀にNAS汚染度等級と言う 訳が分からん くらい数字が書かれた表を使って汚染度を判断する問題が出てきます

表を使って と書きましたが表は提示されません。覚えて行く必要があります。

全部覚えるのは現実的でないので クラス5,6辺りだけ覚えて あとは倍数にして覚えるのが吉です。

軸受け・歯車の損傷

軸受け(ベアリング)と歯車の損傷について、原因と対策を判定

どちらかは ほぼ必ず 毎年出題されています。

部品が損傷(摩耗や疲労など)している状態の写真が提示されるので 損傷の種類(名称)と原因・対策処置を解答します。

原因と対策については 文章で覚えるだけでなく 絵に書いてみたりして 特徴を覚えたり

損傷していっている様子を頭の中でイメージしながら 反復するのが個人的にお勧めです。

損傷の写真については、参考書だけでなく 画像検索などで多くのパターンを見ておきましょう

各 軸受け・歯車メーカー様のHPにも損傷についての写真が載っている場合があります。

設備診断関係

1級:歯車を使用した減速機の振動測定が多い

2級:排気ファンなどの異常振動の測定が多い

申し訳ないですが説明が長くなるので割愛します。(希望があれば別記事で)

1級(もしかしたら2級も)は計算問題ですが 計算手順は決まっている印象です。

とっつきにくいので丸覚えになった人も多いはず。

破壊の種類

損傷の写真が提示されるので 損傷の名称や内容を解答する。

軸受け・歯車の損傷と同じパターンです。

絵に書いて特徴を捉えることや画像検索を使って複数の写真をみるのがお勧めです。

応力腐食割れや疲労破壊など 特徴が分かり易いものから覚えるとスムーズに覚えられるかもしれません。

軸寸法の測定値読み取りと処置

マイクロメータの写真と寸法許容値が提示されます。

マイクロの値を読み取って 許容値と比較し どの程度大きいか小さいかなどで 対応策を判断します。

許容値については2級は数値が提示されますが、1級は嵌め合いの公差の表が提示されますので それを読み取って判断します。

図面

要素機械の組図の一部が提示され、指示された部品が何を表しているかを問われます。

オイルシールやOリング、各種軸受けの図面指示は覚えておきましょう

軸受けについては型式記号も覚えるのが吉です。

型式の頭が”3”なら円すいころ軸受け、”6”なら単列深溝玉軸受け と言った具合です。

油圧・空圧回路

油圧・空圧回路において、代表的な構成部品の用途や記号を覚える。

加えて簡単な回路図とトラブル内容が提示されるので 原因を判定する、と言った内容です。

機械加工を専門で仕事されている方からすると 少々とっつきにくいかもしれません。

油圧では

・油圧アクチュエータ ・油圧バルブ類

・油圧ポンプ ・油圧タンク ・アクセサリ

 

空圧では

・動力源 ・空気圧発生部(圧縮機~エアドライヤー)

・空圧の3点セット ・方向、流量制御弁

・シリンダーなど

以上の部品の簡略図や図示記号は覚えましょう。

 

トラブル内容について回路上に油や空気が通ったら 各部品がどの様なふるまいをするのが正しい姿かを考え

実際に起こっている内容と比較して原因を探ります

空圧については簡単なシーケンス図(電気回路)と複合して出題される場合もあります。

密封装置や要素部品

パッキンやガスケットなどの密封装置、歯車やキー・ピンなどの要素部品の写真が提示されるので、名称や用途などを解答します。

密封装置はシリンダーに使うのか 回転部に使うのか、使用圧力に対してどのように使い分けるか、使用時の向きはどうか などを覚える必要があります。

歯車については種類ごとに コスト 荷重の向き 騒音の大きさ 回転方向 用途などは確認しておきましょう。

歯当たりによってかみ合わせがどの様になっているかも出題されることがあります。

キーについては 種類ごとに簡単な特徴と用途(径・回転数・荷重の大きさ・回転方向)

ピンについては 種類ごとに用途(位置決め用か抜け止め用かなど)を覚えておきましょう

覚えることばっかりですね!

バルブと腐食

バルブの写真が提示されるので種類や部位名称、操作方法を解答する。

またバルブの故障の原因なども出題される場合がある。

腐食についての写真が提示され、腐食の名称やどこに発生しやすいかなどが問われる

写真ではなく、配管の略図が提示される場合もあります。

破壊の種類と同様 粒界腐食など 特徴が捉えやすいものから覚えて行くのがいいかと思います。

その他

上記まではH27前後の内容となりますが、

最近は保全計画などの 自主保全的な内容も出題されているっぽいので、受験要領などを確認してみてください。

 

おわりに-ヤマを貼るのも手?

以上長々と書きましたが 実際はすべての内容が出るわけではなく、出題は年によってまちまちと言った感じです。

過去何年かにさかのぼって 出題範囲を見てみると 傾向がつかめて、ヤマを貼ることも可能かもしれません。

各問題は 制限時間が10分と決まっているのでそのあたりも注意したいですね。

 

今回は以上になります。お読みいただきありがとうございました!

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