学校で 部活で 仕事でと 学生・社会人問わず 普段から色々な困りごとがありますよね。
今回は仕事でよくある
「こうすればもっと良くなるのに 周りが聞いてくれない」
「決められたルールが定着しない・・・」
といった事例について、どうすれば周囲の協力を得られるかを少し考えてみます。
今回の内容
・仕事に感情は必要か
・行動を促すためのステップ
※雑記です、私の考えを押し付ける意図などはありません
仕事に感情は必要か
感情で仕事をするな
提案は数字で語れ 感覚の話は誰も聞いてくれん
このように言われた場合、皆さまはどう反応しますか?
僕は
尤もだと思います。
人の提案については感覚ではなく数値的に考え、合理的な判断をするべきだし、
企業は営利集団でありますから、人の好みで仕事を選んだりなどもってのほかです。
と表向きは発言しますね!
しかし 本音はというと、
お前が偉そうじゃけ感情的にもなるわっ!!
数字数字五月蠅いんじゃ!データシートでも食っとけ!!
何が営利集団じゃ!ワシぁ切れたナイフやぞ!!!
と思うこともあります。
そんな時もあるというだけです、基本的には品行方正、お客様の笑顔のために働いています。本当です!
※営利集団の営利と鋭利な刃物の鋭利を掛けています
そんなこんなで仕事は数値的に・合理的にとは言いますがどうしても感情が混じってしまうものです。
仕事での行動選択について
人間は他の動物と比較し 理性的であると 聞いたことがあるかと思います。
理性と感情、どちらのウエイトが大きいかは人によって個人差はあるかと思いますが、
人間以外の動物やロボットと比較するとそのバランスはとれているのではないでしょうか。
それでは、組織に属し 仕事をしているときはどうでしょうか?
特に生産業では 多くの方が理性に重きをおいて仕事をしているものと思います。
芸術家の方などは感情に重きを置いておられる方もおられるかもしれませんね。
理性(論理性や合理性)に重きを置いている以上、行動する・判断する時は理性が優先されることが多く、
役職が上がるにつれ そのバランスは より理性側に寄ることが多いでしょう。
こう考えると一見 数値的に判断し、感情は考えるべきではないのでは?と感じますが、
企業の評判を決める お客様や社会は 感情を以て企業を判断する場合もありますし論理ではなく倫理で物事を判断することも多いです。
従業員についても それぞれが感情を持った人間ですし 恐らくほとんどの方が 僕のように感情的になることがあるかと思います。
で あれば、我々は最終的には数字でなく、あくまで感情を相手に仕事をしているのではないでしょうか。
結局何が言いたいの?と思われるかもしれませんが、つまり人は数字だけでは動いてくれない ということです。
導入で、
「こうすればもっと良くなるのに 周りが聞いてくれない」
「決められたルールが定着しない・・・」
といった困りごとを挙げましたが、相手の感情を無視して 提案したりルールを決めてはいませんか?
行動を促すためのステップ
ではどうやったら周囲の人に動いてもらえるかと言いますと、
・・・・分らん…人によって違うじゃろ
というのが僕の考えです。結局皆 育ちも違えば常識も違うので。
そうは言ってもこれでは あまりにもあんまりなので 個人的に気を付けているステップについて紹介します。
調べてみればよく言われることかもしれませんが、人に行動して貰うためには、
認知・理解・納得・共感の4ステップを踏まなければならないなと感じています。
個人的なポイントは 理解の前に共感が来る場合もある、と言うところです。
雑に説明をしていきますと
認知してもらう
認知とは存在を知ってもらうことです。
今回の事例では、こんな提案があるよ とか こんなルールを決めようかと思うんだけど?
みたいに自分がやろうとしていることを知ってもらうステップになります。
理解してもらう
内容を分かってもらうことです。
今回の事例では、こういう目的で提案しますよ・ルールを決めたいんですよ。こうすることでこんなメリットがありますよ。
など自分の提案の目的や意図を知ってもらうステップです。
よく数字で話せ と言われるのは、数値的でない場合ここが伝わりにくい為かと思います。
納得してもらう
尤も(もっとも)だ、と思ってもらうことです。
理解してもらったことを踏まえて、時にはメリット・デメリットをすり合わせ、
自分が正しいことを言っている、ということを認めてもらいます。
理解と被るようで 実は別の概念で、
理解は目的・意図を知ってもらう、納得は理解して貰ったうえで「そうするべきだ」と思ってもらうって感じです。
納得するとなるとやや感情が入ってきます。
共感してもらう
納得して貰ったらいよいよ行動して貰えるかと思えば、なかなかそうはいきません。
実際に体験したこと
僕「○○○ということです分かっていただけましたか?」
相手「理解した、そうするべきだと思う」
僕「それでは次回からやってみて貰えますか?」
相手「いや~…やるのはちょっと」
というパターンもあります。
提案に対し実際にやるのは面倒くさいし、とか思われてしまう事があるんですね。
結局「やるべきなんだろうな」ではなく「やってみよう」「やってみたい」と思ってもらわないといけないのです。
そのためには自分がやって欲しいことを 相手に【自分事】として認識してもらわなければなりません。
これが共感です。
このように共感までして貰えばほとんどの場合行動に移してもらえます。
共感してもらうための理解・理解してもらうための共感
共感とは文字通り感情を共にする必要があり、それは相手の感情を考えなければなりません。
共感をしてもらう為には相手の価値観や気持ちを理解しないといけないのですが、
感情の話なので普段からの付き合いや、話す時の接し方などもポイントになってきてとても難しいのです。
また自分を理解されるのに対し拒絶反応がある人もいるので注意が必要です。
時には最初のステップ【認知】時点で拒否感がある場合は【理解】する前に拒絶されることもありますし、
理解できないものには排他的になってしまう人もいるので、そのような方には先に【共感】をしてもらわなければならない場合もあります。
そういった意味で人それぞれなのです。
どの様にしたら伝わるか・受け入れてもらえるかは常に考えなければなりません。
数字だけではいけません、感情も見なければなりません。
「俺が言ってる事は正しい!」
「いいから全員 俺に従えよぉ!!」
なんて思ってはいけないのです!
今回は以上です、お読みいただきありがとうございました!